大阪湾水質定点自動観測データ配信システム
観測方法の説明


【観測方法】
本システムのデータは、大阪湾11地点の定点水質観測装置、海洋環境整備船、大阪湾海洋短波レーダによって観測されています。

○定点水質観測装置
大阪湾11(※1)地点の定点水質観測装置は、以降に示す地点に設置されています。観測データは1時間毎に携帯電話網(一部衛星電話網も使用)を経由して中央局に集約されます。
(※1 岸和田沖、神戸六甲アイランド東水路中央第三号灯標は観測を終了しました。)

○海洋環境整備船
海洋環境整備船「Dr.海洋」並びに「クリーンはりま」の観測データは、航行しながら表層の水質を測定する自動水質測定装置と、航行しながら3層の流向・流速を測定する自動流況測定装置、定点で水質を測定する定点水質測定装置が搭載されており、本システムではそれぞれのデータ特性に合わせた表示を行っています。
自動水質測定装置と自動流況測定装置の観測データは1時間毎に衛星電話網を経由して中央局に集約されます。また定点水質測定装置の観測データは四季毎または月毎の集計を行った後に本システムに登録します。

○大阪湾海洋短波レーダ
大阪湾海洋短波レーダの観測データは、大阪湾海洋短波レーダ設備によって測定されたデータをレーダ中央局でデータ合成・解析した結果を用いて表示しています。
海洋短波レーダの詳しい観測方法については、「大阪湾・紀伊水道海洋短波レーダ表層流況配信システム」をご覧下さい。 http://www.kouwan.pa.kkr.mlit.go.jp/hf-radar/


水質定点自動観測装置の設置状況

【観測地点の位置と水深】
  観測装置は表に示す地点に設置されています。
No 名称 緯度 経度 水深
@ 明石海峡航路東方灯浮標 34°34′59″ 135°4′55″ -47m
A 洲本沖灯浮標 34°21′20″ 135°0′30″ -58m
B 関空MT局 34°25′54″ 135°11′52″ -21.0m
C 神戸港波浪観測塔 34°38′50″ 135°16′36″ -17.0m
D 淀川河口 34°39′41″ 135°22′2″ -11.0m
E 阪南沖窪地 34°27′38″ 135°19′35″ -25.0m
F 堺浜(水質) 34°36′00″ 135°26′19″ -15m
堺浜(流況) 34°36′12″ 135°26′8″ -12m
G 神戸六甲アイランド東水路中央第三号灯標 34°42′0″ 135°17′29″ -14.2m
H 浜寺航路第十号灯標 34°33′18″ 135°23′34″ -14.9m
I 淡路交流の翼港 34°33′30″ 135°0′51″ -7.1m
J 須磨海づり公園 34°38′11″ 135°6′11″ -6.0m
K 大阪港波浪観測塔 34°36′42″ 135°22′44″ -12.0m
L 岸和田沖 34°29′42″ 135°20′43″ -12.6m

【測定項目】
No 名称 水質


















@ 明石海峡航路東方灯浮標            
A 洲本沖灯浮標            
B 関空MT局
C 神戸港波浪観測塔  
D 淀川河口
E 阪南沖窪地
F 堺浜  
G 神戸六甲アイランド東水路中央第三号灯標              
H 浜寺航路第十号灯標              
I 淡路交流の翼港            
J 須磨海づり公園            
K 大阪港波浪観測塔
L 岸和田沖  
※DO:溶存酸素飽和度
※Chl:クロロフィルa(測定結果は、蛍光強度(ウラニン換算値)である)

【水質計】
No 設置場所 測定方法 測定水深
@ 明石海峡航路東方灯浮標 固定式(1層) 表層
A 洲本沖灯浮標 固定式(1層) 表層
B 関空MT局 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。
C 神戸港波浪観測塔 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。
D 淀川河口 固定式(3層) C.D.L.より、上層は-0.7m、中層-5.0m、下層は-7.5m。
E 阪南沖窪地 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。
F 堺浜 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。
G 神戸六甲アイランド東水路
中央第三号灯標
固定式(18層) C.D.L.より、第1層は-3.5m、以降0.5m間隔。
H 浜寺航路第十号灯標 固定式(18層) C.D.L.より、第1層は-6.5m、以降0.5m間隔。
I 淡路交流の翼港 固定式(2層) 上層は海面より-1m、下層は海底より+1m。
J 須磨海づり公園 固定式(2層) 上層は海面より-1m、下層は海底より+1m。
K 大阪港波浪観測塔 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。
L 岸和田沖 自動昇降式 海面より、-0.5m、-1m、以降1m間隔で着底水深まで。

【流向・流速計】
No 設置場所 測定方法 測定水深
B 関空MT局 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-17.65mより、1m間隔で海面まで。
C 神戸港波浪観測塔 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-13.85mより、1m間隔で海面まで。
D 淀川河口 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-8.2mより、1m間隔で海面まで。
E 阪南沖窪地 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-20.7mより、1m間隔で海面まで。
F 堺浜 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-10.7mより、1m間隔で海面まで。
K 大阪港波浪観測塔 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-9.75mより、1m間隔で海面まで。
L 岸和田沖 超音波式流速計(ADCP)を海底設置 C.D.L.-10.15mより、1m間隔で海面まで。
※従来は「磁北」を基準として計測していましたが、令和8年2月更新の新たな計測機器(D淀川河口)からは「真北」を基準として計測しています。

【風向・風速計】
No 設置場所 測定方法
B 関空MT局 風車型風向・風速計
D 淀川河口 風車型風向・風速計
E 阪南沖窪地 風車型風向・風速計
K 大阪港波浪観測塔 風車型風向・風速計

【異常値の処理】
本システムでは、測定機器の測定範囲を考慮して設定した以下の値を外れるデータについては、異常値として判断して欠測扱いとしています。
観測機器 項目 下限値 上限値
水質計 水温(℃) 0 40
塩分 0 35
光量子(μmol) 0 6,000
DO飽和度(%) 0 300
濁度(FTU) -0.5 999
クロロフィルa(μg/L) 0 200
流向・流速 流向 0 360
流速(cm/s) 0 1,000
風向・風速 風向 0 360
風速(m/s) 0 60